白い部屋の片隅で

主に寝て食っています

「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観た日

休日の午後、ある映画を観た。ぼんやりとして夕方を迎え、夕食の準備のため駅前に買い物に行った。スーパーでは、数日前に解禁されたボジョレーヌーボーのフェアをやっていて、わたしは1本ワインを購入し、重くなった買い物袋を持って歩いていた。 「すみま…

甘さ、ミルクティー並み

なんだか今週はとても疲れていた。 仕事が急にキツイ。2か月前から新しい部署で慣れない仕事をしているけど、今月に入って急に仕事の量と難度が上がった。それをしっかり認識したのが今週のはじめで、ちょっと口が開いちゃうくらい呆然とした。 ただ質と量が…

ワンピース離れ

学生時代、ワンピースをよく着ていた。毎日私服で、着る服を考えるのが本当に面倒で、その手間が軽くなるからだ。「可愛いから」という積極的な理由でワンピースが好きな女性もいるだろうが、私の場合は手間の面だけ考えた非常に消極的なものである。 社会人…

朝食という聖域

一般的な人間は朝、昼、夜の三回食事をする。偏食ではない限り、毎日同じものを食べ続けるのは苦痛だから、「昨日は魚だったから今日は鶏肉にしよう」とか「余った肉じゃがをカレーにリメイクしよう」とか、食事を作る人は考えるわけである。少しネットで検…

知性

「フランスでは、知性があり、興味深い会話ができることが、パートナー選びでは絶対の条件なんだ」 先日話をしたフランスから来た人が、そう話していた。 流れとしては「日本人の男性は、可愛らしい容姿であること、自分より学歴が低い女性を好む」というこ…

ベンツと薔薇

春が終わった。そう感じるほど気温の高い日が続いている。 街で見かける花々は、桜が代表するような淡い色のものから、存在感を周囲にアピールしてやまない原色のものへ移行しているように思う。母の日も過ぎ、どこかの子供が母に贈ったカーネーションの赤い…

江戸時代が面白すぎるのだ!

今年は紙の本ではなく、アプリで電子データの漫画を読むことを覚えた私だが、最近よしながふみ氏の『大奥』を読んだ。アプリ上であるが、17巻分を1週間ほどで読み終えてしまった。吹き出しの中の文章量が多い作品なのに、どんどんページをスクロールしてしま…

《いつかの小旅行①》秋晴れのステンドグラス

岐阜県岐阜市。一般的にあまり大きな印象は持たれていないであろうこの都市。東海3県の一つ、岐阜県の県庁所在地、というイメージが一番大きいだろう。ところが、そのイメージに付け加えられたものがある。「大河ドラマの舞台」である。今年の大河『麒麟がく…

喪失について

ひえー同期とのLINEグループに「みんな元気?」って送ったら1日経っても誰からも反応がねえ!みんな生命活動やめた?呼吸してないから、反応できないのかな〜 とか考えないと平静を保てない、心の弱い俺。ていうか、直接会話してないLINEで、そんな一喜一憂…

美男子を見かけて考えたこと

昔から、街中で「綺麗だな」と思う女性は何人も見かけたけど、男性で「綺麗だな」と思う人にはそう遭遇しなかった。いわゆる「イケメン」というタイプはなんだか不誠実そうで苦手というのもあるだろうが、本当に美しい青年は少ない。少ないというか、絶滅し…

初夏、蒸し暑さの訪れ

夏は好きですか?あ、私は嫌いです。 むしろ夏のいいところを教えてくれ。暑い、手汗が出る、紙をさわると濡れる、めくれない…というこの悪循環だけでも憎むに十分だ。プール?海?スイカ割り?…そんなものここ5年くらい無縁ですわ。水着を着ようという気力…

謎だらけの結婚

結婚なんてする意味あるのかな。子供を産み、育てる生活が本当に実在するのかな。最近、急にそう考えるようになった。 就職するとき、結婚と子育てを前提に物事を考えて選択した。大学でも、将来子供に学生時代の話を聞かせたいと思っていた。その前、中学で…

「何か始めよう」から一年

思えばかつて、生活圏の変化をきっかけに、今まで自分と縁のなかったものを始めようと考えはりきっていた。そうしたら、知らぬ間に一年、何も始めないまま過ぎようとしている。一年って短いようでだいぶ長い期間なんだよなあ。私はそんな時間のなかで何をし…

「花ざかりの君たちへ」はいいぞ

最近マンガアプリをダウンロードしたのだが、期間限定で全話無料になる作品があり、一気に読むなどしている。 そんななか、「花ざかりの君たちへ」が全話無料になったと目にし、仕事から帰ってアプリを開いたわけだが……。全話読み終えたころには、貴重な休日…

母の日

一人暮らしの為、実家で暮らす母とは普段会わない。不思議なもので、同居していたときのイメージが薄れ、ただ「会いたいな」という気持ちがある。中学生のときなど、俗物だ、口を開いたら愚痴ばかりだ、など思っていた気がするが、やけに辛辣な中学生だなあ…

本が読めない気がする

年々、読書への意欲が低下している気がする。確信ではない。かつて大好きだったので、そんなわけがないと思いたい気持ちがあるためだが。 今の状況を反省するため、ざっと私と本の関係を振り返ってみる。 小学生のときから本を読むのは好きだったが、他に好…

Spotify Freeはいいぞ

突然ですがSpotifyてご存知ですか。音楽サブスクリプションサービスの一つです。そしてSpotify Freeとは、その無料会員およびその会員が受けられるサービスのことを言うわけです。私はこのSpotify Freeが如何に良いものであるか、4つのポイントをあげて語り…

柄にもなくお菓子を作る

かつて、実家に住み、ストレスフルな中高生時代を過ごしていた私は、なんとなくお菓子を作っていたものだ。小麦粉を測り、牛乳や砂糖を混ぜ、クッキーやらパウンドケーキやら焼いていた。母はこれを評して「ストレス発散」と言っていたものである。 さて、一…